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★ どきどきキャンプサイトの生き物 ★ ['04/07/30 その3]

 どきどきキャンプサイトへ向かう途中、沼・湖・川などの水辺を通過した。そこでは、シロハラコビトウ(Little Pied Cormorant)、ペリカン(たぶんコシグロペリカン)や他の水鳥らしもいたが、遠い&暗くなってきたため、よくわからず。デックの話では、コクチョウもいるとのことだが見つからなかった。草地でカササギフエガラス(Australian Magpie)らしき姿を見かけたが、じっくり観察できず、自信なし....(^o^;

 曇りだったということもあり暗くなってきたが、どきどきキャンプ場途中の最後のポイント、カーテンフィグツリーへ向かう。日本語名「絞め殺しのイチジク」と呼ばれていて、もともとあった木にイチョウが巻きつきつつ成長したものらしい。巻きついているのは、根っこのような気がした。入り口の看板によると木登りカンガルーに逢えることもあるらしいが、時間も押し迫っているため足早に後にした。そこから長いくねくねの坂を一機に下る、広い草原?畑作地にはノガンがいることもあると説明があるが、バスの速度が速くて探せない、じっくり探せば逢えそうな雰囲気がする。坂を下りきったあたりで渡った橋からはネッタイバン(Dusky Moorhen)を観察、ここではバスをゆっくり目に走らせてくれた。

カモノハシ 17時過ぎ、キャンプサイトに到着。景色はキャンプサイトというイメージとはほど遠く、寂れた農場の跡地といった雰囲気。大型バスでは普通進入しないだろぁという小道を走り、開けた草地でバス下車。バスを降りて向かった小川には、枝にじっと固まっている大きなトカゲを発見、ウォタードラゴンだそう。日本名ではミズトカゲになるのだろうか。そこから更に土手沿いに進んだとこがカモノハシのウォッチングのポイントだとのこと、注意事項の説明を受け、皆息を殺し、水面に浮いてくるシルエットを探す。数分後、我々が見渡せない方面からから「いるいる」という声が聞こえてきた。忍び足で向かうが.....既に潜水してしまった後........(^^ゞ....あっちだぁ!こっちだぁ!を繰り返し、日没前に運良く皆でじっくり観察することができた.....\(^o^)/...初めて逢えた感想は「いやぁ...小さいなぁ」....ラッコを一回り小さくした、またはテンぐらいをイメージしていたが、イタチを平べったくしたような感じだった。

ポッサム  カモノハシ探しの対岸にはネッタイバンヨコフリオウギビタキがいた。川から離れた藪にはシチメンチョウのような鳥がいたが、カモノハシ探しに熱中していたため、よく観察せず。たぶん、ヤブツカツクリ(Australian Brush-turkey)だったと思うが、余裕がなかった...(^^ゞ
 ほぼ日没までカモノハシを堪能し、キャンプサイトに戻ると、ツアー運転手のピーちゃんがバーベキューを準備していてくれた。最初は、オーストラリアならではのカンガルーとワニの焼肉を少々、その後はビーフ、パンなどを、飲み物といっしょにいただく。カンガルーとワニの肉は、値段が高いのか?あまり人気がなく話しのネタ程度にということなのか、一人一切れ程度だった.....(^^ゞ

バディクート
 キャンプサイトの周辺からは、カサコソと音を立てながら、哺乳類が集まってきた。ネコのようなタヌキのような顔立ちのポッサム、大きなネズミのようなバンディクートは、バスの中では「長鼻バンディ」と説明があったように、鼻が長かった。他にワラビー、小さなネズミも代わる代わるやってきた。きっと毎日餌付けされているので、時刻になると待ってましたとばかりにやって来るのだろう。どの種類も、面白いように間近で観察することができ、小さなネズミ以外は撮影もできた。懐中電灯の貸し出しもあったが、自前を持参したほうが、遠慮なく観察できるだろう。

ワラビー  バーベキュー、夜行性動物観察後は、懐中電灯片手に夜の熱帯雨林の探検に出かけた。大自然の真っ只中なので街の明かりは皆無、南半球でなければ見られる南十字星が見えるはずであったが、残念ながら夜空は雲がかかり真っ暗だった。

 20時前後「どきどき夜行性動物探検ツアー」が終了、我が家は「土ぼたるツアーあり」を申込んでいたので、帰路集合場所の「カントリーガーデンレストラン」途中下車、我が家と同じく下車したのは一家族だったと思う、あまり人気がないツアーなのかな?

 集合場所のレストランでは、ケーキと飲み物で一休み、わくわくのバーベキューでお腹いっぱいであったが.....(^^ゞ...21時前後、マイクロバスで土ボタルツアーに出発、真っ暗でどこをどう走ったのか全然わからなかった、説明によるとポイントは個人経営の牧場の奥地にある沢だとか。左右牧草地の未舗装路を走ると、途中カンガルーなどの夜行性部動物がちらっと見えた。牧場にの一番奥でバスを降り、そこから林の中へ....暗くてわからなかったがジャングルだったのかもしれない。数分歩きポイントに付くと「皆さん、土ボタルがいる方向に背を向けて反対側を向き、目を瞑っていいというまで目を開けないで下さい」とガイドから指示あり。「「もういいですよ」と言われ、眺めてみるとポツポツと、白っぽい小さな光が見えてきた、これが土ボタルとのこと。説明によると、ホタルという名前はついているが蚊の仲間で、発光しているのは土の中にいる幼虫、生息は「1.日が当たらない」「2.風がない」「3.水が流れている」の3つ環境を満たしてる必要があるそう。ジャングルのように樹木がうっそうと生い茂り、岩などで風で遮られ、小川が流れてる環境なのだろう。帰国後、いろいろ調べてみると正式な和名はヒカリキノコバエの幼虫で、餌を捕るために粘液のついたたくさんの糸をたらしそれが光るのだそう。

 23時前ホテル着、ツアー参加は半日コースではあったが、長い1日だった。部屋で戻ると、バタンキューと深い眠りについた....


 
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