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★ どきどきキャンプサイトへ向かう途中の生き物 ★ ['04/07/30 その2]

予定通り13時30前、どきどき夜行性動物探検と土ぼたるツアーバスの迎えあり。迎えの係員は、どこで目にしたのか忘れたが「日本語ガイドは、日本人ではないことがあります」通り、日本人ではなかったが、「どこから来たの?」など、悠長な日本語で話しかけてきた。スタッフは、案内人のデック(本名は別で略したニックネームらしい)と運転手のピーター(ピーちゃんと呼んでと言っていた)。

 「モアリーフクルーズ」同様宿泊しているホテルは郊外だからか、一番最初に出迎え、そこからあっちこっちのホテルでツアー参加客を拾う。途中、マングローブの水辺を通過した際、カモの仲間が飛んでいるを発見、マミジロカルガモようだったが、確認できず。残念ながら滞在中、カモ類を見たのは、これだけ。ツアー参加者のお迎えが済むと、バスはほぼ満席、なんと参加者は全て日本人だった。

どきどき夜行性動物探検ツアールートマップ
 デックの説明によると、ツアーの走行距離は250km前後、ルートマップを見ると「ケアンズスミスフィールドヘンリーロス展望台キュランダマリーバ(グラネット渓谷/ナーデロス湿地/巨大アリ塚)トルガ -(デーナルー湖)アサートンカーテンフィングツリーどきどきキャンプサイト」、ツアーの走行距離は250km前後、地理感がないので、ピンと来なかったが、4時間程度で回るわけだから、バスの乗ってるだけとはいえ、案外ハードスケジュール。

アリ塚  まず最初の目的地「ヘンリーロス展望台」へ向かう。ここでは、珍しい青い蝶ユリシスが見られることがあるという。展望台で眼下に見えるケアンズの町並みを展望しながら探すが陰も形もない、残念ながら幸先はよくない。
 その後バスの中では、ツアーで逢うことが出来る生き物の説明と、生き物の名前を書いたビンゴゲーム、子ども達は多いに盛り上がりを見せた、大人の乗りは......。場を盛り上げる手法か、観察目標物を見つけると撮って!撮って!撮って!と連発、また観察できると良かったね、良かったな!を手拍子付きで連発、「良かったね」は、デックの指示で皆で斉唱することに......(*^_^*)....これで参加者の連帯感が生まれたのかな.....\(^o^)/
 マリーバの手前では、群生するシロアリのアリ塚を観察する。我々の背丈より大きいもの(写真)、膝下よりも小さいものと大小入り混じっていた。デックがほじくり出した建築家は、なんと日本の公園等で普通に見かける小さいアリよりも更に小さかった。塚は、土をシロアリの唾液でこねたものだそう、試しに軽く蹴ってみたら、岩のように硬かった。

モモイロインコ  マリーバ付近では、白インコ黒インコモモイロインコがいるはずという説明がある。日本で買うと白インコは28万ぐらい、黒インコは180万ぐらいだと説明あり、白?黒とは何インコのことを指すのかと思っていると、白インコがたくさんいるとのこと。双眼鏡で姿を探すとキバタンを確認、高い木に鈴生りの大きな群れ、いるとこにはこんなにいるんだなぁとびっくりする。写真は、遥か遠くにいるのみで、間近のはシャッターチャンスなし。モモイロインコは、ツアーバスの窓下すぐに来たのを観察、バスの窓越しに撮影を試みたが、シャッターを一度も押す前に飛び去ってしまった....(^^ゞ.....左の写真は、翌日バードワールドキュランダで撮影したもの。

アカオクロオウム 黒オウムなんているかなと思っていた矢先、見つけたと声あり、確かに全身真っ黒、図鑑を開くと黒いオウムは数種類いる、尾が赤いのでアカオクロオウムだろう。大きなオウムといったら動物園のゴンゴウインコをイメージするが、同等ぐらい大きいと感じた。翌日バードワールドキュランダで肩に載せて写真を撮るコーナーがあったので、トライしてみたら、ずっしり重く、暖かい体温が感じられた。

 キバタンアカオクロオウムモモイロインコと一挙に3種類もインコ・オウム類に逢うことができ、大満足。ケアンズの街中で確認できたのはゴシキゼイガイインコのみ、いるとこにはいるもんである。探し方が足りないのかもしれないが.....(^^ゞ

カンガルー  大型インコ・オウム類との出会いの余韻に浸っていると、今度はカンガルーがいるという。オーストラリアと言えばカンガルー、見ないで帰るわけにはいかないと、慌てて窓から探すがよくわからない。ようやく遥か遠くのゴルフ場内の木陰に姿を発見.....\(^o^)/.....数匹寝転んだり、日陰に佇んでいた。哺乳類の図鑑は準備しなかったし、カンガルーと一口に言ってもたくさん種類がいるらしい、ただカンガルーというのもいるらしいので、それだったのだろうか。
 カンガルーは、車で走るとそこいらの草地にぽろぽろいるもんなのかなと思っていたが、それなりに場所を選ばないと遭遇できないものなのだろうか。もっと広々とした台地に行けば逢えるのかな?

お腹の子カンガルーがいるロックワラビー  その後、緑もあまりない原野の未舗装をしばらく走る、生き物はいそうにない外を見ているとワライカワセミがいると説明あり。姿を探すと見上げるような高さにいた。ゆっくり目に走るバスから、ちらっと見た程度で通り過ぎてしまった.....(;_;)...残念ではあるがツアーであるから致し方ないと諦めた。
 次にバスが止まったのはグラネット渓谷、自然公園になっている雰囲気、岩場はロックワラビーの生息地になっていた。受付で餌をもらい、岩場へ行くと、子どもの背丈より小さいワラビーがやってきて、手渡しで餌を食べてくれた。最初のうちは寄ってきたが、しばらくするとこっちから出向かないと食べてくれなくなった、体が小さいのでお腹が一杯になったのかな。我々以外のウォッチャーも訪れるだろうから、既にお腹一杯の個体もいるのだろう。

 我々も休憩コーナーでシロアリケーキとパイナップルジュースで一休み。そこではゴシキゼイガイインコトカゲを肩に載せて、各々記念撮影をした。
 帰国後、マリーバ近郊のグラナイト渓谷にのみ生息するマリーバロックワラビーだったことを知った。


 
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