★バードウォッチング&ホエラーズビレッジへ★('99/04/01)

 明日はオアフへの移動日なので、事実上マウイ最後日。今日の予定は、カアナパリのホエラーズ・ビレッジとその途中の鳥見。マケナからカアナパリまでは、ハイウェイで約1時間らしい。早々に朝食を済まし、9:00頃レンタカーで出発。ワイレアの営業所へのレンタカーの返却が 15:30であるため、帰りの時間1時間を考えるとそうゆっくりもしていられない。


 途中の Kealia Pond ではクロエリセイタカシギ(左写真)、キョウジョシギミユビシギ(写真なし)が見られた。
 その他、WWのバスの中から見られたカモ、バン類を探したが見つけられず、往路に期待しよう。
 マアラエアから先は、左手は海がすぐ、台風時は水かぶるよねといらぬ心配をした。
 期待したアジサシ類、カツオドリ類、ネッタイチョウ等の海鳥は全く見られなかった。海ならどこでもいいと言うわけじゃないようである....(j_j)

 WHALERS VILLAGEの看板。

 途中サトウキビ列車を横目に見ながら、10過ぎカアナパリ ホエラーズビレッジ着。
 案内板に従い駐車場に入る。3時間まで無料それを超えると有料と書いてあったよう...これをよく読まなかった(理解できなかった?)ため、後にまた事件が....。


 中に入ると、まず目についたのがマッコウクジラの全身骨格。あれ?ザトウクジラだったかな?

 奥はクジラの博物館(HALE KOHOLA WHALE MUSEUM & WHALERS VILLAGE MUSEUMどちらも無料)とショッピングセンターがある。



 最初に HALE KOHOLA WHALE MUSEUMに入る。

 中は、動物学な展示、その他アクセサリー、クジラグッズのショップがある。


 クジラの先祖と言われているメソニックスの復元。鳴き声の復元(骨から声帯もわかるの?)もあり、聞いてみた感じはオオカミ類そのもの。
 以下、マッコウクジラの自然誌引用

 クジラはメソニックス類(か節目)とよばれる陸上哺乳類から進化したと考えられている。ソニックス類は暁新世の中頃に出現した原始的な哺乳類で、体長(頭胴長)が約1.5mと推定されている。だいたいオオカミぐらいの大きさで、足にはあきらかに爪ではない蹄をもち、古代のテーチス海の水辺でくらしていたらしい。これらの仲間から、次第に水になじんだものがあらわれ、やがて原始的なクジラであるムカシクジラ類(原鯨亜科)に分かれていった。


 メソニックスから進化したクジラ。プロトケタス科で、ムカシクジラ類(原鯨亜科)と呼ばれるグループらしい。その復元骨と図
以下、マッコウクジラの自然誌引用

 ムカシクジラグループのうち、最古のクジラとして知られるのがパキケタスと命名されているムカシクジラの1種で、化石は1981年にパキスタンで発見された。化石としては頭骨と下顎骨が発見されただけだが、このクジラの歯にはメソニックス類とほかのムカシクジラ類の双方の特徴があらわれている。


 ムカシクジラグの復元模型ちょっと手前から、右側は髭クジラ、左側は歯クジラコーナー。

 Bule Whale(シロナガスクジラ)、Fin Whale(ナガスクジラ).....ここハワイに大勢やってくる Humpback Whale(ザトウクジラ)、Northen Whale(セミクジラ)などの模型が展示してあった。ボタンを押すと、ザトウクジラが採餌に行うバブルネットが見られるできるコーナーがあった。



 一番奥は、主役のザトウクジラの詳細な説明。

 正面は海で見かける姿、裏に回ると全身骨格、内臓の説明があった。前鰭はちゃんと指の骨が、後足の痕跡もよくわかった。


 ムカシクジラの復元模型ちょっと手前から、左側は歯クジラ類のコーナー。

 Sperm Whale(マッコウクジラ)、Killer Whale(シャチ)....Narwhal(イッカク)などが展示。イッカクの牙(♂の左側の歯)、マッコウクジラの下顎もあった。

 その次にWHALERS VILLAGE MUSEUMへ行ったが、ここは捕鯨の歴史なのでさくっと見ただけ。


 
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