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★ モアリーフクルーズ ★ ['04/07/29]

 本日の予定は、8:40頃ホテル迎えで、サンゴ礁モアリーフへ浮かぶポンツーンへ滞在しグレイトバリアリーフの海の生き物等を観察する「モアリーフクルーズ」参加、前夜フロントマンに日の出の時間を聞く(英語)と、5:30頃だという返事だったので、早起きしてホテル周辺の散策をしようとしたが....え????、6時でも真っ暗、これでは日本の冬と同じではないか!.....やっぱり片言英語が通じていなかったってことかなぁ.....(^^ゞ......6:30頃ようやく明るくなるが、家族も起き出し朝食となる。

ハチクイ  朝食後、子供達とホテルの裏(北側)を30分程度散策する。既に見慣れてしまった..(*^_^*)...カバイロハッカ(Common Myna)、カノコバト(Spotted Dove)、ヨコフリオウギビタキ(Willie wagtail)、ズグロトサカゲリ(Masked Lapwing)、ツチスドリ(Magpie-lark)、モリツバメ(White-breasted Woodswallow)、チョウショウバト(Zebra Dove)を観察。
 新たに追加で観察できたのは、またまた南国イメージハチクイ(Rainbow Bee-eater)、英名通り虹色に輝く体色だった。ホテルの周辺ではこんなものかと戻りつつあると、街路樹で頭の毛が薄くヒヨドリより一回り程度大きめの鳥を発見、図鑑を見るとハゲミツスイの仲間のよう。ハゲとは名前がついていても、ハゲワシみたいにスキンヘッドとポヤポヤと若干薄毛ありに二分されている。分布域が一番広いのはヒメハゲミツスイ(Little Friarbird)、これかなぁと思ったが、目が赤い、目立たないながらもコブがあるようにも見える、以上よりコブハゲミツスイ(Silver-crowned Friarbird)だと思われた。

オーストラリアツバメ予定通り9時前、「モアリーフクルーズ」のツアーバスの迎えあり。宿泊しているホテルは郊外だからか、一番最初に出迎え、そこからあっちこっちのホテルでツアー参加客を拾う。  リーフへのクルーズは、街の南側にある港リーフターミナルから出航となるらしい。早目に着いたので、チケット購入後周辺を散策する、常連のイエスズメ(House Sparrow)、ズグロトサカゲリツチスドリギンカモメ(Silver Gull)、ハシブトアジサシ(Gull-billed-Tern)を観察、また上空を素早く飛び識別できなかったツバメ類を、じっくり観察することができた、オーストラリアツバメ(Welcome Swallow)と識別。英名をそのまま訳すると、歓迎ツバメ?、ようこそツバメ????、意味不明な英名.....(*^_^*)

 ツアー船は予定通りに出航、船の左手はケアンズの街、右手は海、地図を頭に浮かべると間違いなく街の東が海に面しているのだが、西に感じられる、やはり方向感覚がおかしい....途中に立ち寄るフィッツロイ島までの約1時間、甲板で鳥影を探すが成果なし。約10分後、フィッツロイ島を出航すると、クジラが見られるかもしれないと、うれしいアナウンスあり、昨日は見られたとか。走ること数分、ザトウクジラがいるアナウンス....\(^o^)/...思わぬ幸運、数回姿が見られたので撮影しようと試みるが、キャプテンがホエールウォッチングに慣れていないためか、姿をあらわすと、船首をクジラ側に向ける、船首には甲板はないのに.....そんなわけで残念ながらシャッターチャンスに巡り合えず......(;o;)......その他の生き物は、確認できず。

カツオドリ  サンゴ礁モアリーフへ浮かぶポンツーンが見えると、その手前の人工物の上にカツオドリがたくさんいるのを発見。身を乗り出して撮影していると、係員に英語で注意されてしまった.....(^^ゞ
 ポンツーンでは半潜水艦に乗船し、グレイトバリアリーフの魚たち、ウミガメを観察。その後、シュノーケリングで珊瑚礁を堪能、あっという間に帰りに時間になってしまった。陸から随分離れた場所であるのに、リーフは珊瑚礁が堆積し、場所によっては注意しないと、足をぶっつけてしまうぐらい浅いところもあった。グレイトバリアリーフのスケールには、びっくり......(*^_^*)...復路は海を眺めているうちにあっという間に陸地へ、観察できた生き物はなし。

トキ類の塒
 陸地へ戻ると、ホテルまで送ってくれるバスがいたが、そのまま帰るのはもったいないし、買出しもあったため、別途ホテルの定期送迎バスで帰ることにする。買い物後、辺りを散策すると、上空をオーストラリアクロトキ(Australian Ibis)、ムギワラトキ(Straw-necked Ibis)が飛んでいる。シルエットを目で追うと、なんと街中の街路樹をねぐらにしているではないか、何も街中の街路樹ではなくともと思うが、きっとケアンズの人々が迷惑がらずに見守っているというのもあるからだろう。
 ケアンズに降り立った初日の早朝目にしたトキ類は、おそらく、ここのような街中の街路樹からの飛び立ちだったのだろう。

オナガテリカラスモドキの塒  別の街路樹を見て回ると、またまた別の鳥影がある。黒っぽい体色と、シルエットからテリオウチュウ(Spangled Drongo)だろうと思ったが、撮影した写真を見ると目が赤い、尾羽がとがって見える、図鑑を再度見直してみると後日オナガテリカラスモドキ(Metallic Starling)だったことが判明。あっちこっちから街路樹にたくさん集まってきていたが、ここ以外では稀だった。他にゴシキゼイガイインコ(Rainbow Lorikeet)も同じ木に集まっていた。腹部が白っぽく縦縞があるのもたくさんいたので別の種類かと思ったが、オナガテリカラスモドキの♀と幼鳥だった。ふと回りを見ると、双眼鏡を首から下げ、野鳥図鑑を持ったアジア系の若いカップルがいる。おぉ、同業者(バードウォッチャー)と思い、話しかけてみたが、気が付いてくれなかった....(^^ゞ

 18時前後、買出しも終わったので、ホテル送迎バスでホテルへ戻る。


 
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