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★ ケアンズの街へ ★ ['04/07/28 その2]

 勃発したトラブルは解決したので、10時頃ホテルのバスでケアンズの街をぶらつくことにした。出掛ける準備をしていると、子どもがちっちゃなヤモリ(写真が後日撮ったもの)を発見。孵化したてぐらいにちっちゃかったので、ちびっとだけ観察し外に放す。

 街へ向かうバスから今朝と同じ場所でオオコウモリがいるのが見える、いつじっくり観察できるかな。約10分でケアンズの中心へ到着。各ショップに立ち寄りつつエスプラネードへ向かってみる。歩道沿いにある開放的なカフェにはチョウショウバト(Zebra Dove)がいる、カフェでくつろぐ人々の足元をうろちょろしている、きっとおこぼれ目当てに違いない。イエスズメ(House Sparrow)もちらほらいるが、こっちはカフェまでは入り込んでいない、ハワイでは手が届くほど近くにいたが、ここのは個体数が少ないからかあまり人馴れしていないのか。

コシグロペリカン
 海に面したエスプラネードは、「海岸などの散歩道」という意味合い通り、水着で日光浴をしている人、遊具で遊んでいる家族、散歩やジョギングをしている人がちらほら、リゾート地に来たなぁといった感じ。海を見ると、干潮らしくずずっと奥までラグーン(干潟)が広がっている、ラグーンは関係者以外立ち入り禁止の立て札あり。奥のやや小高いところに、白っぽい鳥陰発見、双眼鏡で見るとコシグロペリカン(Australian-Pelican)がいる、これだけ大きいと、いかにも別天地に来たなぁという実感.....\(^o^)/

オーストラリアヘラサギ  更にコシグロペリカンといっしょにオーストラリアクロトキ(Australian Ibis)、オーストラリアヘラサギ(Royal Spoonbill)、ダイサギ(Great Egret)もいた。水が流れている場所には、ズグロトサカゲリが餌を探している、こんな環境で見るとやっぱりシギ・チドリの仲間なんだなぁと納得、他にシギ類を探すとチュウシャクシギ(Whimbrel)もいた、亜熱帯・冬季であるので、越冬しているシギ類がもっとたくさん見られるような気がするが、見かけないのは場所?時間帯?探し方が悪かったのか...(^^ゞ
 更にじっくりラグーンをぐるっと見渡すと、遠くに白っぽいカモメ類の仲間がいる、季節は冬なので、いろんなカモメ類がいるのだろうかと、望遠鏡で観察するとギンカモメ(Silver Gull)のようだった、ラグーンに面したフードショップ付近では餌付けもされていた。ふと足元の眼下を見ると、小さな水溜り目掛けてササゴイ(Striated Heron)がじっとしている、しばらく身動きせず観察していると、水溜りにいる生き物を捕食しているようだった。日本では干潟にいるのは見たことがない。

ヨコフリオウギビタキ  人影がまばらな付近ではハシブトアジサシ(Gull-billed-Tern)、オニアジサシ(Caspian Tern)がいる、やっぱり南国だなぁ。上空をミサゴ(Osprey)は飛んでいるのも観察できた。残念ながら、オニアジサシ、ミサゴは撮影できず。

 子ども達が遊んでいる遊具広場の池ではヨコフリオウギビタキ(Willie wagtail)がいた。人怖じせず、ちょこまかちょこまか動きまわっていた。しばらく観察していると、和名通り尾を横に振って姿も観察できた。英名「Willie」の意味がわからないので、単純に比較はできないが、この和名はよく的を得ていると感心した。


★ 単独でエスプラネード ★

 遊具で遊んでいた子ども達が飽きてきたし、昼近くなって来たというのもあり、スーパーで食料品等を買い込み、家族はホテルへ帰ることになった。私は、まだ見たりないので、単独でエスプラネードでの鳥見をすることになった。

ゴシキゼイガイインコ  街中から離れ北に向かって歩くと、ラグーンで動く小さな鳥陰を発見、双眼鏡で確認するとヒジリショウビン(Sacred Kingfisher)のよう、そのまま歩くが、特に目新しいものはいない。街方面へ戻り始めると、草地に小鳥類を発見、シマキンパラ(Scaly-breasted Munia)だった。日本のスズメのように、群れで草地に降りたり、枝先の止まったりを繰り返していた。しばらく観察していると、インコ類の鳴き声が聞こえる。今回の声は聞けども姿なし、街路樹を転々ち移動しながら、姿を探すとようやく姿を発見....\(^o^)/.....Rainbow(虹)に光る英名がぴったりのゴシキゼイガイインコ(Rainbow Lorikeet)だった。姿はじっくり観察したものの、枝先の白い花を求め、あっちこっち動きまわり、撮影は一苦労だった...(^^ゞ

オーストラリアイシチドリ  行きはラグーン側を、帰りは道路側の街路樹よりを歩いていると、おぉおぉ!、金網フェンス付近の、でっかい鳥陰がある。どんどん近づいてみると、やっぱり大きい。ノガンってこんなイメージなのだろうかと思いつつ、よく観察するとオーストラリアイシチドリ(Bush Stone-curlew)だった。シャッターをバシバシ押しながら、近づくと、あれ?あれ?逃げないじゃないの...(^^ゞ....どこまで近づけるか試してみたら「フゥッー、フゥッー」と威嚇されちゃう。近くにもう1羽いて、座り込んでいる。これ以上近づいたらまずだろうと思い、近づかなかったので未確認だが、もしかして冬季だとというのに営巣していたのかもしれない。

 その他目新しい種類は、マンション上空を「キィーキィー」と鳴きながらハヤブサが、またツバメの仲間も飛んでいたが、識別できず。

 4時間弱ほど日本にはいない種類の野鳥を楽しみ大満足、ホテル送迎のバス時間が迫ってきたたので、バス停に向かう。発車時間が迫るが、なかなか今朝降りたバス停が見つからない......あれ????......気持ちは焦り、バス停は見つからず、まもなく発車時間に....(-_-;)......どうも、南半球へやってきて方向感覚を無くしてしまったよう...(^^ゞ......バス停が見つかる前に、交差点を走り去るホテルのバスを目撃.....間に合わなかった....(ToT)/~~~......運よく?走り去るバスを発見したので、逆追いで歩いてみると、無事バス停を発見....\(^o^)/.......滞在最終日まで、方向感覚は戻らなかった。

 無事バス停は見つかったものの、次の便は約1時間先、出歩くとまた迷ってしまう不安に駆られたが......ほっとしてお腹も空いてきたので、バス停目の前にあるWOOLWORTHSと看板に書かれたスーパーへ買出しに入る。ケアンズでの始めての単独買い物、それも土産物屋ではない普通の生活必需品の店.....(^^ゞ...どきどきしながらではあったが、難なく買い物が出来、昼食にありつくことができた。次のバス時間までは、バス停付近を散策する程度に留めた。

 15時半前ホテルに戻り、無事部屋へたどり着くことができた。家族は、ホテルのプールで遊んでいた。様子を見に行き、のんびり&家族撮影をしてると、メジロのようなミツスイのような小鳥を発見、すぐ識別できないため、デジカメを取り出すと.....誤ってレンズアダプタを落としてしまった...(ToT)...レンズアダプタを外していたのを忘れていた。幸い若干傷が付いただけで、破損はせず.....(^^ゞ

 夕食後、ホテル敷地内の夜の散歩、観察できたのは小さめのコウモリ類カエルの声(姿を探したが発見できず、土の中で鳴いていた?)のみ、期待したヤモリの姿は発見できなかった。


 
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