バードウォッチングに適した時期 4月下旬〜10月下旬、特に6月〜8月

 残雪の中で会う高山の鳥と花

 標高1984m。羽黒山、湯殿山と共に出羽三山と呼ばれ、 信仰の山です。万年雪があり、夏でもスキーが楽しめます。

 カヤクグリ、イワヒバリ、ビンズイなど高山の鳥と、ハクサンチドリ、 ヒナウスユキソウと言った高山植物が見られます  

【 周辺図(1/100000) 】

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 バ ス  JR山形駅ー(路線バス)−月山口ー(路線バス)−姥沢ー(徒歩 10分)−リフト下駅
 車  国道112号線を鶴岡方面へ、寒河江ダムを過ぎると、 西川町志津に月山の標識があり
右折し、山道を登ると姥沢に着く
無料駐車場あり

【 バードウォッチングデータ 】

4月下旬〜5月中旬  まだまだ残雪があり、登山は不可。スキー場もまだオープン していないので、志津の博物園周辺がいい。

 渡ってきたばかりの、キビタキ、オオルリ、クロジなどが 見られる。エゾリュウキンカも奇麗に咲いている。

5月下旬〜8月中旬  所々残雪はあるが、頂上まで行ける。
 姥沢駐車場付近では、イワツバメ、ニュウナイスズメ。
 リフト乗車中では、クロジ、メボソムシクイ、ミソサザイが 鳴いている。
 リフト下車から、いよいよ登山となる。
 姥ヶ岳から月山までの間、カヤクグリ、ビンズイ、メボソムシクイ などが中心になる。
 山頂が近くなるとホシガラスやイワヒバリ の姿も目にする。イヌワシに出会うチャンスもある。
 アマツバメ、ハリオアマツバメも飛んでいる。
 渡りの時期には、ノビタキ、ノゴマ、マヒワ、ツグミ、ワシタカ類 などに出会える。

 高山植物も見事。
 シラネアオイ、ヒナザクラ、イワウメ、 ミヤマキンバイ、コイワカガミ、ハクサンイチゲ、クロユリ、 ヒナウスユキソウ、チングルマ、コバイケイソウなど、 美しい花々が咲いている。

8月下旬〜10月中旬  この頃から渡りが見られるようになる。特に9月下旬以降は、 ノビタキ、マヒワ、アトリ、ツグミ、キレンジャク、ワシタカなどが 通過して行く。

 コバシチドリやハイイロチュウヒなどの記録もある。

【 バードウォッチングモデルコース(詳細図) 】

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季節はバードウォッチングデータを参照して下さい
 【 P1 】
 県立博物園周辺
 キビタキ、オオルリ、クロジ、ゴジュウカラ、オオアカゲラ、 ニュウナイスズメ、アカショウビン、ウグイス、ツグミ、 アトリ、オオマシコ
 【 P2 】
 姥沢
 イワツバメ、ヒガラ、オオアカゲラ、ニュウナイスズメ、ウグイス
 【 P3 】
 リフト
 クロジ、メボソムシクイ、ミソサザイ、ウグイス、クマタカ
 【 P4 】
 姥ヶ岳〜牛首
 カヤクグリ、ビンズイ、メボソムシクイ、ウグイス、イヌワシ、 ノビタキ、ノゴマ、マヒワ、アトリ、キレンジャク、ツグミ、 アマツバメ、ハリオアマツバメ、ホトトギス
 【 P5 】
 山頂付近
 イワヒバリ、ホシガラス、ヒバリ、イヌワシ

アフターバードウォッチング (1)志津の自然博物園は、月山に関するものが展示されている
 また、散策路もあり、ガイドもしてくれる
(2)上記の鳥、高山植物の他、オコジョやヤマネ、ベニヒカゲや アサギマダラなども見られる時がある
(3)マタギの里・大井沢も近く、伝承館などがある
(4)国道沿いには、「銘水館」があり、地ビール、月山自然水などが楽しめる
(5)有名な?バンジージャンプが体験できる施設も、国道沿い

フィールドノート (1)豪雪地帯なので、姥沢には、スキーが始まる5月上旬 にならないと行けない
(2)頂上までは、約2時間半。初心者でも大丈夫だが、山を 甘く見ないこと。食料と夏でも防寒具を持参した方がいい
(3)姥沢駐車場、リフト駅、鍛冶小屋、山頂小屋にトイレあり


本ページ掲載の地図データは、[MapFan IV]収録のデータを使用しています。

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